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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)とモザンビーク共和国ロブマ・オフショア・エリア1鉱区パートナー(下記参考情報の権益保有者参照)は、このたび、天然ガス液化プラント(LNGプラント)及び海底天然ガス生産設備設置に関する基本設計作業(FEED: Front-End Engineering and Design)を発注しました。
2008年に権益取得したモザンビーク北部沖合い天然ガス開発事業(添付資料参照、以下「本開発事業」)では、世界有数の巨大ガス田を発見しており、同ガス田から産出するガスを液化天然ガス(LNG)として開発する計画に沿ったものです。
今回のLNGプラント及び海底天然ガス生産設備設置に関する基本設計作業の発注は、本開発事業の重要なマイルストーンです。三井物産は本事業のパートナーとして、今後とも本事業の円滑な推進に尽力し、本事業からのLNGの安定供給を通じて、日本を始めとするアジア諸国のエネルギー資源の安定確保に貢献して行きます。
尚、本事業のオペレーターであるAnadarko Moçambique Area 1 Ldaは、隣接するエリア4海上鉱区のオペレーターであるEni S.p.A.と、エリア1とエリア4に跨るガス田を供給源とするLNGプラントの設計、建設を共同で推進する基本方針を定めた覚書を締結しました。上流のガス田はそれぞれ開発する一方、モザンビーク共和国の北側に位置するCabo Delgado(カーボ・デルガード)地区に予定しているLNGプラントを共同で設計、建設する枠組みを記載した内容となっています。
LNGプラントの基本設計作業概要
発注先(註) |
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生産開始(予定) | 2018年 |
生産量(予定) | LNG年産2,000万トン (当初LNG年産500万トン×2系列、追加2系列、エリア4との合計) |
註:各発注先より成果物を受領後、開発作業の実施にあたっては、設計・調達・建設作業(EPC)発注先1社(もしくは1企業連合)を選定予定。
エリア1海底天然ガス生産設備設置の基本設計作業概要
発注先(註) |
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対象ガス田 | Prosperidade(プロスペリダーデ)ガス田(推定可採資源量17~30兆立方フィート超) |
註:各発注先より成果物を受領後、開発作業の実施にあたっては、設計・調達・建設作業(EPC)発注先1社(もしくは1企業連合)を選定予定。
エリア1権益保有者
Anadarko Moçambique Area 1 Lda (アナダルコ・モザンビーク・エリア1・リミターダ) |
36.5%(オペレーター) |
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Mitsui E&P Mozambique Area 1 Limited (ミツイ・イー・アンド・ピー・モザンビーク・エリア1・リミテッド) |
20% |
Empresa Nacional de Hidrocarbonetos, ep's (ENH社、モザンビーク国営石油会社) |
15% |
BPRL Ventures Mozambique B.V. (ビー・ピー・アール・エル・ベンチャーズ・モザンビーク・ビー・ブイ) |
10% |
Videocon Mozambique Rovuma 1 Limited (ビデオコン・モザンビーク・ロブマ・ワン・リミテッド) |
10% |
PTT Exploration & Production Plc (ピー・ティー・ティー・エクスプロレーション・アンド・プロダクション・ピー・エル・シー) |
8.5% |
鉱区・ガス田・LNGプラント候補地位置図
ご注意:
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