どうして森はすずしいの？
ビニール袋（ぶくろ）を使って葉っぱから出る水蒸気（すいじょうき）を調べてみよう

木の葉っぱにビニール袋（ぶくろ）をかぶせ、湿度（しつど）計でその中の湿度（しつど）を計測（けいそく）します。葉っぱが出す水蒸気（すいじょうき）の変化（へんか）を観察（かんさつ）し、根からくきを通って運ばれた水は，葉っぱまでいったあとどうなるかを調べてみよう。

お家の人にどこで実験（じっけん）するかをつたえ、許可（きょか）をもらいましょう！

• 湿度（しつど）計
• 温度計
• ビニール袋（ぶくろ）
• 輪（わ）ゴム

1. 木の葉っぱにビニール袋（ぶくろ）をかぶせ、輪（わ）ゴムで袋（ふくろ）の口を軽くしばります。
   ※1ヶ所（かしょ）だけではなく、大きさや種類（しゅるい）のちがう木、日なたとひかげなどいろいろな葉っぱでためしてみよう。
2. 数分から数時間おいてどのように変化（へんか）するか観察（かんさつ）してみよう。
3. ビニール袋（ぶくろ）の中に変化（へんか）が見られたらその時の袋（ふくろ）の中の湿度（しつど）を測（はか）ってみよう。
   • 木の大きさや種類（しゅるい）によって、水蒸気（すいじょうき）の放出量（りょう）は変化（へんか）するかな？
   • 日なた／日かげの違（ちが）いによって、水蒸気（すいじょうき）の放出量（りょう）は変化（へんか）するかな？
   • 気温や湿度（しつど）、時間の変化（へんか）によって、水蒸気（すいじょうき）の放出量（りょう）は変化（へんか）するかな？

※蒸散（じょうさん）とは、植物の体内の水が、水蒸気（すいじょうき）として空気中に放出される現象（げんしょう）のこと。

森に入るとすずしくなるのは、木の蒸散（じょうさん）作用によって気化熱（ねつ）が発生するからなんだね。気化熱（ねつ）の仕組みを調べると、なぜ涼（すず）しくなるのかわかるよ。また、どんなときに木が蒸散（じょうさん）をするのか調べ、実験（じっけん）で観察（かんさつ）した気温や湿度（しつど）、時間と水蒸気（すいじょうき）の量（りょう）の関係（かんけい）をまとめてみよう。

※気化熱（ねつ）とは液体（えきたい）の物質（ぶっしつ）が気体になるときに周囲（しゅうい）から吸収（きゅうしゅう）する熱（ねつ）のことです。　汗（あせ）をかいたときに体が冷（ひ）えるのも気化熱（ねつ）によるものです。

自由研究ノートでまとめてみよう!!

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