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三井物産 教えて! 木に関わる仕事

日本の森を守り、その魅力を絵で伝える「林野庁職員」

林野庁は、日本の林業や木材産業もくざいさんぎょう担当たんとうする国の行政機関ぎょうせいきかん
その林野庁で、林業や森林の面白さを伝えるべく、まんがやイラストをいている人がいるんだ。
いったいどんな人なのかな?

どんなお仕事?

森林や林業・木材にかんする専門的せんもんてきな本をたくさん集めて、図書館に来る方たちの調べ物のお手つだいをしています。同時に、たくさんの方たちに森や木の魅力みりょくを知ってもらうために、森ではたらく人や生き物、木の文化を紹介するまんがやイラストをいて、日本中あちこちの図書館やイベントで展示てんじをしたり、展示会場で森や木のおもしろいお話をしたりして、日本の森の応援団おうえんだんをふやす活動もしています。

どうしたらなれる?

大学では森林・林業について勉強できる学科に進みました。また、絵を描くことが大好きだったので、学生時代から植物や動物を観察かんさつしてはスケッチしていました。スケッチしたものは、かならずだれか、できればそれを専門的に勉強している人に見てもらい意見をもらって、次にイラストを作るときはよりよいものを描けるよう練習しました。ふだんから自分が面白いと思うものを拾えるよう興味きょうみのアンテナをはることと、いろいろな職種しょくしゅの人とつながることを意識いしきしています。

林野庁林政部企画課 平田美紗子さん
わたしの1日

この職業についたきっかけは?

子どものころからアウトドア大好きで、こん虫学者のファーブルにあこがれていました。興味はこん虫から動物、植物に広がり、木や森、そしてそこで働く人々の魅力をもっとたくさんの方に知ってもらいたい、応援したいと思い、林野庁に入りました。

これまでで一番うれしかったこと、大変だったことは?

イラストを描くのは時間をわすれるくらい好きですが、まんがのストーリーや、どの様な作品に仕上げていくかを決めるのは、毎回とても苦労くろうします。たくさんの専門書せんもんしょを読んだり、遠くまで取材しゅざいに行ったり、時には自ら体験たいけんしてみたりと、描くことの何倍も時間を使います。
でもそれを読んで、「こういうまんがが読みたかった!」と言ってもらえた時、一さつの本にしましょうとお話をもらえた時はとてもうれしかったです。

この仕事の魅力は?

日本はやく7わりが森林におおわれている森林大国ですが、とくに都会に住む子どもたちは、ふだんの生活で森や木のことを考える機会きかいがありません。私の描いたまんがやイラストを通して、森や木の魅力を感じてもらい、森に行くきっかけや、日本の木を使うことの大切さを知ってもらえたらとてもうれしいです。

イラストを描くというと、机にかじりついて作業するイメージが強いかもしれませんが、実際にたくさんの人に喜んでいただく作品を仕上げるためには、たくさんの人とつながって、五感を使って体験したりしながら作品を作り上げることが必要です。常に謙虚に誠実に人と付きあうことが、次の作品作りにつながり、そしてそれを発信していく力となります。

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