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三井物産 教えて! 木に関わる仕事

木くずや間伐材をエネルギーに変える仕事「木質バイオマス発電所社長」

いま、バイオマス発電が環境かんきょうにやさしい発電として注目されているんだ。
いままで使われていなかった木材もくざい燃料ねんりょうにする木質バイオマス発電。
発電所を新しく作って、運営うんえいしている人におはなしを聞いてみよう。

どんなお仕事?

木質バイオマス発電所を操業そうぎょうしています。木質バイオマス発電は、曲がり・虫食い・くさりがあったり、細すぎたりするような使い道のない木材にもくざい未利用みりよう木材と言います)を燃料とする発電方式です。

もっと知りたい!! 未利用木材を発電に使うと、なぜ環境にやさしいの?

どうしたらなれる?

地球環境問題などの情報じょうほうに、テレビや新聞などで興味きょうみをもってせっすること。そしてふだんの生活から、自然環境や季節きせつのうつり変わりを日々感じることが大切です。地球環境問題は、理科、歴史れきし、社会など、色々な学問が関連かんれんし、また世界共通きょうつう課題かだいであることから、英語も含め広く興味をもって勉強するのがよいと思います。

この職業についたきっかけは?

環境問題を、学問やボランティアなどではなく仕事として解決かいけつする職業しょくぎょうや会社に興味があったからです。

これからの目標は?

長く地元であいされる発電所にしていきたいと思います。

日本中で「木づかい運動」を広める 東京大学名誉教授 安藤直人先生
わたしの1日

これまでで一番うれしかったこと、大変だったことは?

新しくつくった木質バイオマス発電所が、2017年4月に運転開始したときはとてもうれしかったです。何もない更地さらちであったところから建設けんせつを開始し、やく2年間、毎日工事の進み具合を見ていましたので、とても感慨かんがい深かったです。建設中や試運転しうんてん中は、想定外のトラブルがたくさん発生し色々と苦労くろうしたので、よろこびもひとしおでした。

この仕事の魅力は?

未利用木材を購入こうにゅうし燃料にすることで、林業にたずさわる方たちによろこんでもらえることです。また、発電所ができたことで発電所の運転や燃料の運送など、新しいはたらき手が必要ひつようになるので、地域ちいきを元気にするお手伝いができます。何より環境にやさしい木質バイオマス発電を通じて、環境保護ほごの役に立てることがうれしいです。

ふつうの発電所とはちがい、木のよい香りのただよう発電所で働き、あらためて環境保護の重要さを感じています。地球温暖化問題は日々テレビや新聞で接する重要な課題ですが、自分の目で見て、聞いて、さわって、地球環境と人間社会の関係を自分の感性で感じることが大切だと思います。

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