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三井物産 教えて! 木に関わる仕事

丸太を木材に加工する仕事「製材工場職員」

森から切りだされた丸太を角材かくざい(四角い柱)や板に加工かこうするのが製材せいざい工場職員しょくいんの仕事だ。丸太を家や家具などを作る人たちが使いやすい形に変身へんしんさせる、製材せいざいの仕事をのぞいてみよう!

どんなお仕事?

森林を手入れするときに切りだされたカラマツの丸太を、お客さんの注文に合わせていろいろな形やサイズに加工かこうしています。細い丸太は、荷物の保管ほかん輸送ゆそうの時に使う梱包材こんぽうざい(箱)やパレット(台)に、太くて長い丸太は、家の柱などに加工かこうしています。

どうしたらなれる?

わたしは大学で建築けんちくという建物たてもの設計せっけいなどにかかわる勉強をしました。製材せいざい建築けんちくにはつながりがあるからです。製材せいざいの仕事はサイズをはかったり計算をすることも多いので、算数はしっかり勉強しておいた方がいいですよ!

この職業についたきっかけは?

父が製材せいざい工場をやっていたので、いつかはこの仕事につこうと決めていました。大学を卒業そつぎょう後、はじめは家をてる仕事をしていましたが、5年前から今の仕事をしています。

これからの目標は?

日本には森林がたくさんあるのに、今日本でてられている家の70~80%には外国の木が使われています。これからは自分たちが住む地域ちいきで育った木でてられた家がもっとえるように、森と家をつなぐような活動をしていきたいです。

北海道・十勝郡浦幌町で働く 木下林業(株) 専務 木下真利さん
わたしの1日

これまでで一番うれしかったこと、大変だったことは?

よく手入れされた森林で育った丸太はとても品質ひんしつがよくて立派りっぱ。その丸太を加工かこうして、ふし(ふし:えだが生えていたあとにのこる丸いあと)がない、きれいな柱や、はり(はり:2本の柱の上に水平にわたす横木)がとれたときはとてもうれしいです。

この仕事の魅力は?

今、わたし製材せいざいしているのは、祖父そふが50年以上いじょうも前に植えた木です。長い年月をかけ、ていねいに手入れをしながら大切に育てられた立派りっぱな木が、今、家の柱やはりに使われているということにとても魅力みりょくを感じています。

鉄やコンクリートとちがってあたたかみがあるのが木。扱うのが難しくて奥が深い木。そんな木を通じて、家づくりのお手伝いができるこの仕事はとてもやりがいがありますよ!!

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