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三井物産 教えて! 木に関わる仕事

木を使ってものを作る仕事「木工職人」

木を使ってみんなにも身近な家具やおもちゃなどを作るのが木工職人しょくにんだ。熟練じゅくれんの技で新しいものを生み出す職人しょくにんの仕事をのぞいてみよう!

どんなお仕事?

木を使っておもちゃや文房具ぶんぼうぐ工芸品こうげいひんなどを作っています。「ぷればらウッド」という、病院でつかう器具きぐなどのミニチュアばんのおもちゃも手がけていて、小児科しょうにかのお医者さんが手術しゅじゅつ検査けんさ内容ないようを子どもたちに説明せつめいするときに役立ててもらっています。製品せいひんには、FSC森林認証にんしょうを受けた森の木材もくざいや、国産こくさんざいなどを使って、森林保護ほごや地球温暖おんだん化の問題にも気をつかうようにしています。

もっと知りたい!! FSC森林認証って?

どうしたらなれる?

デザインをはじめ、木の加工かこう方法ほうほう設計せっけい、森や木についての専門せんもんてき知識ちしき必要ひつようですが、「きこそ物の上手なれ」というように、木がきだということが一番大切です。木は自然しぜん素材そざいのため品質ひんしつもさまざまなで種類しゅるいも多いです。たくさん経験けいけんんで木の性質せいしつをよく知ることが大切ですね。

神奈川県・足柄で働く 堀内ウッドクラフト 代表 木工歴30年 堀内良一さん

この職業についたきっかけは?

わたしが住んでいる神奈川かながわ県の小田原箱根地方は、やく1000年の歴史れきしがある木工製品せいひん産地さんちで、ろくろを回して作る「もの」、くぎを使わない「指物さしもの」、色のちが木材もくざいを組み合わせた「寄木細工よせぎざいく」など、いろいろなものが作られています。父も箱根で木工の仕事をしていたので身近でしたし、つくえに向かうような仕事が苦手だったのでこの道に進みました。

これからの目標は?

病院用のおもちゃをつくっているのは、世界中でわたし一人だけなので、これからは日本国内だけでなく、海外の病院でも使ってもらえるようにしていきたいですね。もう一つ。箱根の木工職人しょくにん高齢こうれい化が進んでいるけど、そのわざげる人が育っていないので、仕事をおぼえたいという若者わかものをどんどん受け入れられるようにしなくてはいけないと思っています。そのためにも、たくさんの人に買ってもらえるようなよい製品せいひんをつくれるようにがんばりたいです!

わたしの1日

これまでで一番うれしかったこと、大変だったことは?

「ぷればらウッド」を使ってくれたお医者さんや看護師かんごしさんに直接ちょくせつお礼を言われたこと。病気の子どもたちの不安ふあんをやわらげるお手伝てつだいができたと思うと、とてもうれしかったです。

この仕事の魅力は?

木の製品せいひんは長い間使えるので、親から子、子からまごへと使いつづけてもらえるのはとてもうれしいですね。ほかには、製品せいひんをつくるときに使う刃物はものやカンナなどの道具を自分で作ることがあるのですが、それもわたしの楽しみのひとつです。

日本では建物や家具、道具など、身近な木を使っていろいろなものをつくってきました。木工の仕事は、日本の伝統工芸であり、文化なのです。 技術を身につけたり、現在のライフスタイルにあった製品を作るのは簡単ではないですが、やりがいのある仕事ですよ!

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