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挑み続ける。
三井物産のエネルギー

日本経済新聞

2019年1月15日


2018年秋、三井物産の新たな挑戦のシンボルが大海原に出航しました。「Marvel Eagle号」。米国メキシコ湾岸から日本へ、370万世帯ひと月分の液化天然ガスを一度の航海で運ぶLNG船です。

いわゆるシェール革命で、米国のガス生産が急増。米国がガス輸入国から輸出国へと劇的に変化する流れをいち早く捉え、私たちが挑んだのが「キャメロンLNGプロジェクト」です。天然ガスの調達、マイナス162度への冷却・液化、さらには船の運航まで。私たちがバリューチェーンの全てを担うことで、多様化・高度化するお客様のニーズに柔軟・スピーディに応える。そんな新しいビジネスモデルへの挑戦です。年間生産量1200万トンのうち、私たちが400万トンを扱う一大プロジェクトが、いよいよ生産開始します。

思えば私たちの歩みとは、資源のない日本に、そして世界に、エネルギーを届ける挑戦の歩みでした。石油・石炭の輸入に始まり、事業を多角化。石油ガスの開発・生産を拡げ、今では生産量総合商社1位に。その一方で、バイオマスや水素などの多様な次世代エネルギーにも挑戦しています。

エネルギー事業、それは世界の未来をつくる事業。しかし、どんな巨大なプロジェクトでも、中心にあるのは常に「人の信念」です。将来性とリスクを見極めた上で、この事業は社会に必要だ、やるべきだと信じる想い。その強さがプロジェクトを前へ進める。

これまでも、これからも、豊かな社会のために。一人ひとりのエネルギーで、世界のエネルギーを支え続ける、挑み続ける。それこそが、私たち三井物産のエネルギーです。