
タイ東北部、クンパワピー村。サトウキビ農業で知られ「City of Sugar」とも呼ばれるこの村に今日も子どもたちの声が響きます。私たち三井物産は、今をさかのぼる50年以上前、この村の製糖工場に出資。畑の開墾や道作りから始め、村の人と共に事業を育ててきました。ここから生まれる「スプーン印」の砂糖は、今や日本・タイの家庭などで広く愛されています。また近年ではサトウキビの搾りカスを用いた発電事業を推進。さらには副産物も自動車燃料の原料として有効利用。地域のみならず、タイの産業全体を「持続的に支える」取り組みを進めてきました。
そして、今。「おいしい」をもっと世界へ。タイの拠点から需要の高まる東南アジアの国々に高品質の砂糖を届け、他の商品も組み合せた消費スタイルを提案。現地パートナーと共同事業を実現します。砂糖は、ほぼ全ての加工食品や飲料に使われる重要な食品原料。世界に「おいしい」を広げる挑戦が始まっています。
それだけではありません。三井物産は砂糖以外にも、米麦、大豆、油、肉、魚、果汁、コーヒー、お茶、乳製品、飼料など、重要な食品とその原料を広く網羅しています。私たちの機能は単なる商品調達にとどまりません。生産、集荷、貿易、加工、商品開発、販売、副産物の有効利用まで。世界中の生産地と消費地で、食の安定供給と付加価値向上に挑みつづけています。
もっと、もっと、世界の「おいしい」のために。商品、業界、地域、あらゆる枠組みや発想を越えて。取引先と、パートナーと、共に歩み、共に挑み、共に次の価値を創る。次の事業を創る。それが世界の「おいしい」を支え、広げる三井物産の「共創力」です。
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三井物産の「事業」と「人」