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仕事を創り、国を創り、未来を創る。
三井物産の「創る力」

日本経済新聞

2018年3月13日


インドネシアの首都、ジャカルタ北岸の人工島。24時間365日休まないその港を、今日もコンテナが行き来しています。

2016年8月、同国の輸出入貨物の半分以上を扱うタンジュンプリオク港に、新コンテナターミナルが開業。その造成は、何もない海上にゼロから港をつくり、国の物流・貿易の中核とする、まさに国家事業でした。

インドネシア初の外資との大型港湾開発となったこのプロジェクト。同国の発展を半世紀以上支え、その実績を評価され参画した三井物産は、外資コンソーシアムのリーダーとして牽引。構想初期から先を読み、世界トップクラスの船社やターミナル事業者をパートナーとし実現に導きました。しかし、その道のりはまさに困難の連続。契約交渉は夜を徹して、延べ13ヶ月を超えました。

インフラ事業。それは政府、メーカー、建設会社、銀行、何よりそこに暮らし働く人々が、国境を越え、立場を超え、力を合わせ初めて成立するもの。私たちは時に触媒となり、時に緩衝材となり、チームを一つにするべく頭と体をフル回転させます。複雑な利害関係の渦の中、粘り強く協議を重ね、着地点を見出し、全員が一致団結する。その時プロジェクトに魂が宿り、本当の仕事が創られる。

そう、三井物産の仕事を創る力とは、修羅場・土壇場・正念場にもできる限りを尽くし、プロジェクトをまとめ上げる力。その力で私たちは、世界の国々を豊かにするインフラをつくっています。水や電気、ガス、空港、鉄道、通信など。暮らしを、産業を、進化させるあらゆるインフラを。

今日も世界のどこかで、三井物産の人間が、仕事を創り、国を創り、未来を創っています。