銅は脱炭素化に向けた電動化に不可欠な原料です。2030年頃には銅の需要が供給を上回る見通しで、世界第2位の銅生産国であるペルーの銅鉱山の拡張や新規開発が予想されます。コスト競争力のあるペルーは、銅の重要供給地としての存在感を高めています。
三井物産は、1996年よりペルーにて建設・鉱山機械の販売・サービス会社KMMPを運営。今般、ペルーの露天掘り・坑内掘り向け鉱山機械販売・サービス会社KMCPの株式を新たに取得。24年7月に出資パートナーのコマツ社と共同で、KMMPとKMCPを合併しました。既存のKMMP商品ラインナップに、KMCP取扱機械を組み合わせ、より幅広い商品・サービスをペルーの鉱山顧客に対して提供することが可能になります。
ペルーの銅鉱山では、KMMP主力商品の超大型ダンプトラック(写真左)とKMCP主力商品の超大型ロープショベル(写真右)が共に市場シェア60%超を占め、銅生産を支えています。今後、両社の販売・サービスを一体化させ、鉱山機械の安定稼働を通じて世界の銅生産に寄与し、三井物産のマテリアリティ「安定供給の基盤をつくる」を実現します。