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インフラデットファンド運用会社への参画

2015年5月11日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永 竜夫、以下「三井物産」)は、インフラデットファンド運用会社であるWestbourne Credit Management Limited(本社:豪州メルボルン市、以下「ウェストボーン」)株式の20%を取得することで同社と合意し、関連諸契約を締結しました。本出資を通じて、三井物産は日本企業として初めてインフラデットに特化したファンド運用事業に参画します。

インフラデットファンドは投資家から資金を集めて、インフラ関連企業に対するデット(※1)を投資対象とし、資金を運用するファンドのことです。インフラデットファンド運用市場は、安定したリターンを見込める投資分野として近年、世界的に急速な広がりを見せており、日本国内でも投資家ニーズは今後も伸びていくと予想されます。

ウェストボーンは2008年に豪州で設立されたインフラデットに特化したファンド運用会社で、投資運用実績は世界トップクラスの規模を誇ります。本拠地である豪州を始めとして、東アジア、中東、欧州のソブリンウェルスファンド(※2)など機関投資家から投資運用を受託しており、空港運営事業者、上下水道事業者、港湾運営事業者といったインフラ関連企業のデットに投資しています。また、大手投資コンサルタントからも高い格付けを取得しています。

三井物産は子会社のジャパンオルタナティブ証券株式会社(本社:東京千代田区、社長:片山 敦司、以下「ジャパンオルタナティブ証券」)を通じて、2001年から様々なアセットを投資対象とする、いわゆるオルタナティブ金融商品(※3)の販売実績を積み重ねています。ウェストボーンが運用するインフラデットファンドに就いても日本国内の投資家向けに販売し、これまで以上に多様な投資機会を提供します。

三井物産では今回のインフラデットファンド運用事業への参画を始めとして、投資家の皆様のニーズに応えるべく、今後も国内外でアセットマネジメント事業の更なる強化と事業基盤の拡大を図っていきます。

※1 デット:融資債権やメザニン(劣後債や優先株などの負債性資本)のこと。
※2 ソブリンウェルスファンド:国家の外貨準備等を原資に運用を行う政府系ファンドのこと。
※3 オルタナティブ金融商品:上場株式や債券などの伝統的な資産とは異なる、ヘッジファンド、不動産ファンド、プライベートエクイティファンドなどの金融商品のこと。

事業スキーム

事業スキーム

ウェストボーン社の概要

正式名称 Westbourne Credit Management Limited (ウェストボーン クレジット マネージメント リミテッド)
所在地 豪州メルボルン市
代表者 David Ridley, Managing Director (デイビッド リドリー)
設立年月 2008年6月
出資比率 創業者並びに従業員 80%
三井物産 20%
事業内容 インフラデットファンドの運用

ジャパンオルタナティブ証券社の概要

正式名称 ジャパンオルタナティブ証券株式会社
所在地 東京都千代田区
代表者 代表取締役社長 片山 敦司
設立年月 2001年12月
資本関係 三井物産株式会社100%出資
事業内容 オルタナティブ投資専門の証券/投資顧問会社

ご注意:
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