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インド医薬品中間体・原薬製造受託企業の株式追加取得

2013年1月17日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、医薬品中間体・原薬製造受託事業(以下「CMO事業」)(※1)を手掛けるインド共和国のArch Pharmalabs Limited(以下「アーチ社」)の株式27.29%を37億インドルピー(約59億円)で2013年1月16日に追加取得しました。今回の追加取得により、三井物産のアーチ社株式保有比率は既保有持分(※2)と合わせ31.96%になります。

アーチ社は、インド国内に複数の製造拠点と開発拠点を保有する有力な医薬品中間体・原薬製造受託メーカーで、欧米の大手先発製薬企業向けCMO事業や新興国向け後発(ジェネリック)原薬の製造・販売を行っており、堅調な事業拡大を続けています。
三井物産は、2005年にアーチ社を活用した本邦製薬企業向けCMO事業を開始し、2010年にはアーチ社の第三者割当増資を引き受け、同社株式5.25%を取得しました。今回の追加取得により、三井物産はアーチ社との連携を強化し、当社CMO事業基盤の強化を目指します。

世界の医薬品業界では、新薬開発の難易度が上がり開発コストが増大する一方、各国の医療費削減を背景に安価なジェネリック医薬品が台頭するといった環境変化が起きています。欧米先発製薬企業では、開発及び製造コスト軽減を目的にアジア、とりわけ価格競争力と高い技術力を備えたインドの製造受託メーカーの積極的な活用が進んでいます。また、ジェネリック医薬品に対する需要が高まる中、ジェネリック製薬企業では、医薬品の製造・品質管理の世界標準であるFDAやEDQM(※3)の認証原薬工場を多数保有するインドの製造受託メーカーを活用する動きが目立っています。

三井物産はアーチ社を通じ、世界の医薬品製造で台頭著しいインドを拠点に、先発製薬企業向けCMO事業のグローバル展開や、新興国向けを中心に需要増が見込まれるジェネリック医薬品向け原薬製造受託事業の拡大を目指します。併せて、欧米及び新興国向けに広がるグローバル総合力企業としての販売ネットワーク・機能を活用し、医薬品の安定供給に貢献していきます。

※1:CMO事業
CMO(Contract Manufacturing Organization、製造受託)は、製薬企業が自社でなく外注により製造を行う方式で、CMO事業は製薬企業が外注した製造を受託する事業。製薬企業は、コアである研究開発への経営資源の集中、コスト削減、M&Aによる自社製造拠点の縮小などにより、戦略的にCMO方式を活用する傾向を強めている。

※2:本追加取得前に実施されたアーチ社の増資に伴い、三井物産の既保有持分の比率は5.25%から4.67%に低下。

※3:FDA、EDQM
FDA(Food and Drug Association、米国食品医薬品局)は、食品や医薬品など消費者に関わる製品取扱いの許可や取締りを行う米国の政府機関。米国向けに医薬品を製造販売する場合、FDAによる工場査察を受け許可を取得する必要がある。
EDQM(European Directorate for the Quality of Medicines & HealthCare、欧州医薬品品質部門)は、欧州における安全な医薬品の品質設定及び安全な使用推進を目的に設立された組織。

アーチ社概要

名称 Arch Pharmalabs Limited
(アーチ・ファーマラボズ)
所在地 インド・ムンバイ市
設立年 1999年
代表者 Ajit Kamath、Managing Director
(アジット カマス代表取締役社長)
従業員数 2,826人(2012年3月末現在)
売上高 152億インドルピー(約243億円、2012年3月期)
資本金額 2.8億インドルピー(約4.5億円)
出資構成(本取得後) 創業者グループ42.09%、三井物産31.96%、その他25.95%
事業内容 医薬品中間体・原薬の製造販売事業、受託製造事業

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