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アジアで医薬開発支援事業に参入

2010年1月14日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下三井物産)は、アジアで幅広く医薬品の治験支援事業を手掛けるシンガポールのグレンイーグルス・シーアールシー社(以下、GCRC社)に資本参加します。GCRC社は、パークウェイホールディングス社(シンガポール証券取引所上場)傘下のパークウェイグループヘルスケア社(本社:シンガポール、以下パークウェイグループ)の100%子会社で、三井物産はパークウェイグループと株式引受について合意し、本日契約に調印しました。1月中を目処に、三井物産は第三者割当増資を引き受け、50%弱の株式を約4億円で取得します。

パークウェイグループは、アジア最大の病院グループを形成しており、子会社のGCRC社(1999年設立)は、欧米製薬企業より、主にがん(癌)、循環器、消化器関連薬の治験支援事業をアジア7カ国で受託し、新薬開発事業ではパークウェイグループの中心的な役割を担っています。
三井物産は、欧米及び日本の製薬企業と40年以上にわたる取引関係を通じ、主に医薬原料の開発供給など医薬製造支援を行なってきています。GCRC社への資本参加は、今後の新薬開発の活発化に伴う治験需要拡大に備えると同時に、アジアの医薬市場の高い潜在性にも着目したもので、当社は総合商社として初めてアジアでの治験支援事業※1へ本格参入することになります。

医薬品業界は、世界的な特許切れ問題(2010年問題※2)を抱えており、新薬開発の迅速化が急務とされています。欧米では新薬開発の促進に向け、アジアを含む複数国で同時に治験を進め、開発の早期化と費用負担軽減を図る国際共同治験が一般的となっています。
また国内では、少子高齢化、医療財源の不足等、医療を取り巻く環境は厳しさを増す一方、がん治療分野などで医薬品に対する社会的な要望はより高度化しています。三井物産は、本事業を通じて世界的な新薬開発の促進と新興市場としてのアジア市場の拡大に貢献するとともに、国内外の医薬産業と医療分野が抱えている課題の解決に向けた事業に引続き尽力してまいります。

※1:治験支援事業
治験とは新薬候補薬をヒトに投与し、その安全性や効能を確認する試験。治験を行なう製薬企業から、モニタリング(治験が病院で計画通り適性に実施されているかを確認)、治験データの管理及び統計解析等の治験業務を受託するサービス。

※2:2010年問題
欧米及び日本製薬企業の大型商品(ブロックバスターといわれる年間の売上高が1,000億円超の商品あるいはそれに準じる大型商品)の特許切れが2010年前後に集中しており、特許切れの結果、ジェネリック医薬品との競争が激化し、特許切れ前の売上高を維持できなくなるという問題。従って、各製薬企業は売上維持・拡大に向けて、新薬開発を急務としており、治験の迅速化が熱望されている。

1)対象会社の概要(当社出資前)

社名 Gleneagles CRC Pte Ltd
グレンイーグルス・シーアールシー社
設立 1999年10月
所在地 シンガポール
主要株主 Parkway Group Healthcare Pte Ltd(100%)
パークウェイグループヘルスケア社
売上高 約7億円(2009年12月期見込)
主要事業 治験支援事業
(治験モニタリング、データ管理、データ統計解析等)
主要地域 シンガポール、中国、フィリピン、タイ、オーストラリア、インドネシア、韓国
従業員 約80名

2)パートナーの概要

社名 Parkway Holdings Ltd
パークウェイホールディングス社
設立 1974年2月(1975年シンガポール証券取引所に上場)
所在地 シンガポール
資本金 約500億円(2008年)
売上高 約609億円(2008年12月)
主要事業 医療機関経営及び医療サービスの提供
(1)医療機関経営(マウントエリザベス病院他シンガポールに計3病院)
(2)同国以外にて医療機関運営(計13病院、49診療所)
(3)その他事業
放射線クリニック(9ヶ所)、医療教育機関、REIT事業等
従業員 約7,000名
関係会社 Parkway Group Healthcare Pte Ltd(100%)
パークウェイグループヘルスケア社

ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。

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