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三井物産、トルコで自動車用鋼板加工事業の合弁会社を設立

欧州環境規制により高まる車体軽量化ニーズに対応

2008年10月14日


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欧州三井物産株式会社(本社:ロンドン、社長:飯尾紀直、以下欧州三井物産)は、自動車生産が急増しているトルコでスペイン系鋼板加工事業会社であるバメサ・アセロス社(本社:スペイン・バルセロナ市、以下バメサ)のトルコ現地法人であるバメサ・チェリック社(本社:トルコ・ブルサ県、以下バメサ・チェリック)と自動車用鋼板加工事業の合弁会社「バミ(BAMI)」を設立しました。トルコでは近年、自動車生産が急増しており、新会社は本年12月からトルコに進出している自動車メーカー向けに自動車車体の軽量化に寄与できるレーザー溶接加工事業(注1)を開始することになり、このほど設立許認可を政府から取得いたしました。

資本金は280万ユーロ(約4億円)で、欧州三井物産が49%、バメサ・チェリックが51%を出資します。トルコは、欧州への輸出製造拠点として自動車生産が急増しており、当社が2003年からアジアで培ってきた日系自動車メーカー向けレーザー溶接事業ノウハウと、バメサがトルコで培ってきた欧州系自動車メーカー向け鋼板加工事業ノウハウの相乗効果は高いと判断し、合弁会社を設立することになりました。新会社は、日本の最新式の技術を導入し、トルコ西部のブルサ県で既に稼動しているバメサ・チェリック敷地内に設立する予定です。

新会社では既にホンダのトルコ現地法人よりドア材向けのレーザー溶接加工を受注しており、本年末より出荷開始予定です。今後は、欧州系、米系、日系、韓国系等、各自動車メーカー向けにも販路を拡大していきます。

(注1)レーザー溶接
板厚や強度の異なる鋼板を高精度に溶接する高度な技術です。強度が必要な部位には薄くて強度の高い鋼板を使用し、薄肉化することで、自動車車体の軽量化を実現でき、化石燃料消費量の削減や温暖化対策、衝突安全性向上に貢献することが可能です。一般的に自動車は1台あたり約1トンの鋼材を使用しますが、レーザー溶接を使うことで約10kgの軽量化が可能になります。欧州における環境規制(注3)実施以降、排ガスによる環境汚染は世界的にも注目されており、自動車の燃費向上を図るための車体軽量化がますます求められるようになり、各自動車メーカーが同技術の導入を加速しております。

(注2)トルコの自動車産業
2007年の生産台数は、100万台を突破し、2008年は140万台に達すると見込まれている成長分野です。欧州系、米系、日系、韓国系等、各自動車メーカーが輸出を中心とする生産拡大計画を発表しており、5年以内には200万台に達すると見込まれています。

(注3)欧州における環境規制
欧州連合(EU)の欧州委員会は2007年12月、乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量を2012年までに1キロ走行あたり130グラム以下に削減する新規制の導入を決めました。この基準を満たすことのできないメーカーには巨額の制裁金が科せられます。

ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。

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