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Business Innovation

ニッポンの魅力を世界に!
三井物産の「売る力」

三井物産は、日本生まれの優れた「モノ」「コト」の魅力を世界に届ける橋渡し役として、日本全国で新しいビジネスチャンスを発掘しています。


三井物産のビジネス推進部と国内支社支店は、国内の地域活性化・産業創造を見すえた中期的な取り組み推進をミッションとし主に地域発案件の組成に取り組んでいます。その取り組み方針には次の特徴があります。

1つは「日本の優れたモノやコトを発掘して、地域発の案件を生み出すこと」。ビジネス推進部は、北海道、東北、中国など6つの支社や、北陸、那覇など5つの支店、計11の国内拠点と連携しながら、日本全国にあふれているビジネスチャンスを発掘。その価値や可能性を引き出すとともに地域に根ざした新ビジネスを育成することで、産業の面から地域の活性化に貢献しています。

ニッポンの魅力を世界に! 三井物産の「売る力」

もう1つは「中長期的な視点から地域案件を具現化・果実化し、新たな市場をつくること」。様々なモノやコトの将来性・新規性・成長性などを踏まえながら、三井物産のネットワークを活用し、新規案件の企画・立案・実行、既存商材の高付加価値化による販路拡充、研究開発の支援・育成などを中長期的にサポートして、国内外に新たな市場を創出しています。

では、三井物産が取り組んでいる地域発案件の事例を紹介しましょう。

「見えない資産」にビジネスチャンス

三井物産は、日本全国の地元企業、大学や研究機関とのネットワークを長年にわたって構築してきました。このネットワークを活用して取り組んでいるのが知的財産(知財)事業です。企業や大学が保有する未活用の知財を評価・分析し、有望な知財については、ライセンスなどの運用や売却によって収益化を目指すビジネスモデルです。その一例が、広島大学が保有する知財のグローバルライセンス事業です。

広島大学の二川浩樹教授が発見した「L8020乳酸菌」には、虫歯菌・歯周病菌を抑制する特徴があります。広島大学から中国支社に「われわれだけでマーケティングするのは難しいので、一緒にやってもらえないか」という相談が持ちかけられたことをきっかけに、国内外の企業にライセンス展開する取り組みを進めています。例えば、関西支社の取引先である製菓会社とともに「L8020乳酸菌」特許を用いたタブレットやキャンディを商品化し、販売する予定です。

日本には多くの優良な知財がある一方、欧米に比べるとその市場発展は遅れており、その価値が十分に活かされていません。三井物産は、まだまだ活用できる知的財産の発掘・精査・価値化を実現し、国内や海外に新市場を開拓することで、日本発の知財ビジネスをサポートしていきます。

北海道発のタマネギを世界へ

北海道発のタマネギを世界へ

三井物産は、競争力のある野菜を国内外に展開し、日本の農業に付加価値をもたらすビジネスの創出にも取り組んでいます。

北海道大学農学部発のベンチャー企業「植物育種研究所」は、品種改良により、血流の改善や血管の保護に効果があるとされているポリフェノールの1種「ケルセチン」が通常の3倍程度入っているタマネギの種を開発しました。「この種を世の中に広めていきたい」という意欲に共鳴し、三井物産は北海道支社を通じて2013年10月に共同開発契約を締結。北海道の契約農家がビニールハウスで生産したタマネギを三井物産経由で市場に販売するビジネススキームを構築しました。2014年10月からは日本各地で販売を開始し、初年度と2年度に約100トン、2016年度には約400トンが収穫されました。「さらさらゴールド」と命名されたタマネギは、三井物産のマーケティングとブランディングのノウハウも活用して、百貨店やスーパーで販売されています。

地域農家や地場企業と連携して「機能性野菜」という新たな分野に参入することで、高付加価値農産物に対する市場の反響を検証しながら、海外生産も含めた新市場の創出・拡大を目指していきます。

「引き出す力」「つなぐ力」「市場を創る力」で日本を元気に

三井物産は、農業・水産業・林業などの一次産業に留まらず、知財や観光といった新規事業領域においても、地域発の案件推進に取り組んでいます。これまで培ってきたネットワークや情報力を活用して地方の優れたモノやコトを発掘し、「引き出す力」で商品としての魅力や価値を見える化。「つなぐ力」で国・地域や業種を超えたネットワーク網を張りめぐらせて販路を拡大し、「市場を創る力」でお客さまとともにビジネスとしての収益性確保とさらなる成長機会の創出を目指します。
世界中でビジネスを展開してきたノウハウを活かして、これからも日本の魅力を世界に届けていきます。

2017年2月掲載

2017年5月更新